公益財団法人埼玉県暴力追放・薬物乱用防止センター
 
理事長のご挨拶
 

(公財)埼玉県暴力追放・薬物乱用防止センター
理事長(埼玉県市長会会長・朝霞市長)
富岡 勝則
(就任日 令和4年8月30日)

 公益財団法人埼玉県暴力追放・薬物乱用防止センター理事長の富岡でございます。
 平素より、県民の皆様をはじめ、関係機関、団体並びに賛助会員の皆様には、当センターの事業活動全般にわたりご理解とご支援を賜り、心より感謝を申し上げます。
 当センターは、「暴力及び薬物乱用のない安全で平穏な街づくりに寄与する」ことを目的に、平成元年5月に設立され、その後、暴力団対策法に基づき、平成4年7月には、埼玉県公安委員会から「暴力追放運動推進センター」として指定を受け、平成25年2月には、国家公安委員会から暴力団組事務所の使用差止請求の代理訴訟が行える「適格センター」として認定を受けました。また、平成23年8月に埼玉県暴力団排除条例が施行され、平成30年の改正暴力団排除条例では、大宮駅周辺の一部地域が「暴力団排除特別強化地域」に指定され、風俗営業等の事業者及び暴力団員の禁止行為を規定して、違反者には罰則が科されることになりました。このように、社会全体で暴力団を排除するという機運が一層高まったことにより、「社会対暴力団」の構図で、暴力団の壊滅に向けた対策が大きく前進しているところです。
 暴力団は、こうした警察の強力な取締りと社会全体による暴力団排除対策により、組員数を大幅に減少させるなど相当なダメージを受けていることが窺えますが、依然として一定の勢力を保持しながら、組織の実態を巧みに隠し、資金獲得活動の手口を多様化、巧妙化させ、様々な形態で犯罪や不当要求行為を繰り返しており、社会の安全はいまだ脅かされております。
 加えて、暴力団の資金源となっている覚醒剤、大麻などの薬物事犯は、市民層まで拡散しており、とりわけ比較的手の出しやすい大麻は、若年層への広がりを見せるなど憂慮すべき状況にあります。
 当センターでは、このような情勢の中、暴力団排除活動の「核」となり、また、暴力追放・薬物乱用防止に関する「駆け込み寺」として、引き続き、県民の皆様や関係機関、団体の皆様と手を携えて、活動を推進してまいりますので、皆様の一層のご理解、ご支援をよろしくお願い申し上げます。

暴力追放三ない運動
 
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